"政策空間"のお手伝いをはじめる

nekomakura2007-04-14

公共政策に関わる多様な論点・分析・政策提言を提供しているオンラインジャーナル「政策空間」にてお手伝いをさせていただくことになり、今月号(4月号)より参画しております。前々から注目してきた媒体だけに、責任を感じますね。


で、その今月号の編集作業期間中、いきなりサーバー側のミスでデータが吹っ飛ぶ(なおかつ一部復旧不可)というアクシデントに見舞われ接続さえできない状態だったのですが、昨日、無事vol.42が発刊されました。当該期間中にアクセス下さった方にはご迷惑をおかけいたしました。疫病神は自分じゃないと思いたいです。


今月号では社会政策に関する英文レポートの翻訳・抄訳作業を任せていただき右往左往しながらなんとか間に合わせました。いきなりの大役&力不足で、執筆者の逢坂さんをはじめスタッフの皆様にはご心配おかけいたしました。翻訳には英語力とともに日本語力も不可欠だと痛感。結核をはじめとする感染症対策にちょっと詳しくなれたのはよかったです。
その
逢坂美喜子著「インドにおける結核対策の政策分析」
ですが、トップページからはPDF版も公開されております。また今月号の目次は以下のようになっています。(メルマガより転載)

<第42号index>

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【復興支援】 日本のイラク復興支援活動―諸外国から注目されている日本の「成功」体験―
□戸田淳子(株式会社 独立総合研究所、主任研究員)

議員秘書 いわゆる「秘書献金」の賄賂性
□富士修(元国会議員 政策担当秘書

【選挙】 マニフェストの選び方
森学民主党 世田谷政策委員)

【官民連携】 自治体オフィシャルドリンク制度の適用可能性
□小島卓弥(フューチャーアーキテクト株式会社 経営企画室)

国民意識「格差」という予言の自己成就―<差異>から<格差>へ―
□西田亮介(慶應義塾大学SFC研究所 研究員)

【医療】 インドにおける結核対策の政策分析
□逢坂美喜子(TATA Institute of Social Sciencesソーシャルワーク研究科修士課程) 訳:北村健(政策空間編集部 編集委員

【医療】 がん検診という優れたリスク管理手法がん検診という優れたリスク管理手法
□西澤真理子(リテラシー(リテラジャパン)代表・シュトゥットガルト大学環境技術社会学科)

【福祉・情報】 広がれ、障害者スポーツの輪―ユニバーサルコミュニケーションの実現―
□伊藤数子(NPO法人STAND 副代表理事/株式会社パステルラボ 代表取締役

【治安】 内乱的テロリズムと基本権―全体国家の政治学―
□廣飯一彦(NPO法人政策過程研究機構 理事)

【書評】 ライターという名の「公共智民」―『私が愛した官僚たち』(横田由美子著・講談社)―
□丸楠恭一(政策空間編集主幹)


スタッフとしての立場上、個々の原稿へのコメントは控えたいと思いますが、引き延ばして専門論文にしてもおかしくないようなクオリティのものも少なくありません。これまでの執筆陣をみても、この国の政策共同体の歴史のうえで小さくない役割を果たしている・果たしていける、そんな媒体ではないかと思います。政策科学の専門教育を受けたわけでもない自分にどれだけのことができるか分りませんが、裏方として頑張ってゆく所存です。