世界初アキバ系編入ブログの紹介。

nekomakura2006-08-08

正義の味方に憧れて管理人のsinpさん「編入試験対策室」をはじめられました。社会科学系学部への学士編入者むけに論文解説などをしておられます。おそらく世界初、史上初のアキバ系編入試験対策サイトであり、早くもマスコミ各社の注目の的となってる様です。
私も過去問題を送りつけたりした関係上、開設をお祝いをさせていただきます。

編入試験というもの

ちょうど今の季節は医学部や工学部など理科系の学部への編入試験が盛んな季節らしく、各種ブログ検索をかけてもけっこうな数のヒットがありますね。ただ、編入試験といってもいろいろ種類があります。sinpさん高専→法学部への編入されており、学士編入をした管理人とはちょっくら制度が違います。この編入試験による大学進学ですが、あまりメジャーな入試制度ではないので以下でちょっと解説。


大雑把に言えば大学の編入試験というのは、各大学の二年次or三年次に、いわゆるリベラルアーツ中心の教養学部時代をすっとばして直接入学する試験のことです。昨今流行の「社会人入試」も編入試験の一種といえるかもしれません。
それぞれ高専卒、大学二年時まで修了、大学卒(学士号取得者)、社会人経験者等の受験資格があり、高校三年生がそのまま受験できるものではありません。また入試科目も五教科六科目などではなく、専門科目+英語+面接などが多いです。
では、編入志望者の目的は何かというと、それはもう千差万別。ただ、おおまかにいって

  • 大学に入ったけど希望する進路が変わった
  • 第一志望校に入れなかったから再チャレンジ
  • 自分の関心のあるトピックについて専門的に学びたい

などがあると考えられます。管理人は一番と三番が該当。

情報がない!

ほとんど多くの大学生が通過するセンター試験や一般入試とは違い、同じ大学入試とはいっても編入試験にあまり知名度はありません。sinpさんのような高専からの進路として、また医学部などではそれなりの志望者がいるそうですが、根っからの文系学生だった管理人は大学に入るまでそのような制度自体知りませんでした。高校の進路科の先生も一度もそのような話はしてなかったですね。


で、そのようなあまり知名度のない理由は、大学側の募集枠や志望者の規模そのものが小さいことによると思われます。毎年数十万人が受験する一般入試に比べて、編入試験はせいぜいその何十分の一の規模ではないでしょうか(すいません、そこらへんのデータってあります?)。また日本のすべての大学に編入学という制度があるわけではなく、たとえ募集をしていても文系ではせいぜい一桁〜数十人単位。「欠員補充」の意図が大学側にはあるためと言われていますが、入試時期も科目も大学ごと学部ごとに様々です。


そういうわけで法学部・学士・しかも関西在住で関東の大学を受験した管理人は情報不足に苦しみました。どんな問題が出題されるのか、どんな競争相手がいるのか、入学後はどうなるのか等等。高校生のころは河合塾とか進研ゼミから無料で分厚い受験資料が送られてきて正直「うっぜー (゚Д゚)」とか思ってましたが、やっぱり役には立ってたんだと実感。周囲に情報源となる人がいなければ、入試や編入後の情報がほしければ数少ない予備校などを利用するしかない、、、、、と思ってました。
いや、しかしそこはネットのある時代。わずかではありますが法学部への編入試験について詳細と過去問題などを解説している法学部へ編入したい、そしてsinpさんの正義のみかたを発見。ちょうど去年の今頃はわらにもすがる思いで拝見させてもらっていました。ほんとこれもティム・バーナーズ・リー先生のおかげです。

多様なキャリアデザインのために

個人の学ぶ選択肢、そしてキャリア形成方法の多様化という点からすれば、各種の編入試験制度などはたいへん有意義なものに違いなく、今後ともますます発展していってほしいというのが管理人の想いです。ただ、依然として情報不足は続くでしょうし、上記のような無償の情報提供サイトは本当にありがたい存在ですね。
法学部へ編入したいさんは残念ながら更新停止とのことですが、sinpさんは新しい形で継続してゆくとのこと。以降につづく全国の編入志望者のためにもボチボチ頑張ってください ヽ(´ー`)ノ .:*:・'゚☆。.:*:・'゚★。.:*


にしても今日の東京は夕日が物凄い・・・。何かの前兆かな。

追記20060808そのほかの編入系サイトと過去問題について

法学部への編入学試験の受験を考えておられる方は上記二つのサイトのほかに、正義のみかた編入掲示板を覗いてみることもお勧めします。過去問題の情報も断片的ながら載っているようなのでー。特にこちらのスレッドは素晴らしい。
大概の過去問題は各大学に直接赴かないと手に入らない場合が多く、まずは電話で問い合わせることから始まります。また過去問題を公開していない大学もあります。有料になりますが編入学対策室大学入学情報図書館RENAで入手することも必要でしょうね。