文化の秋2

nekomakura2007-10-21

東京財団第1回VCASI公開フォーラムを中座して向かった先は原宿クエストホール。当夜、ここで8年ぶりとなるORIGAのライブ「L'ULTIMO presents Autumn Kisses ORIGA with 2+1」が開催。「心待ちにする」というのはこういう感覚なのかと実感しつつ、夕闇の近づくなか表参道を会場へ向かいました。オリガの友人である2+1というバンドとの共演でしたが、2+1の皆さんも演奏を担当したため出ずっぱり。その分、舞台はにぎやかになって良かったですね。


2+1の心地よい導入曲の後、オリガ登場で拍手喝采。2000年代以降のテクノ調の曲は控え、旧来のファンには有り難い「リリカ」、「朝に満ちて」などの名曲づくし。これが聞きたい、という曲ばかりでした。いくぶん、以前より声が丸くなったようですが声量も情感の籠もりかたも全く衰えていません。中でもデビュー曲の「リリカ」への気合いの入り方は別格で、その迫力がひしひしと伝わってくるために目も耳も離すことができないほどでした。
本当に8年。発売直後のベストアルバムをジャケ買いし驚愕して以来、今か今かと待ち続けたライブでしたが人生の3分の1も待つことになりました。・゚・(ノ∀`)・゚・。
そして待っただけのリターンのあるライブでした。・゚・(ノ∀`)・゚・。


こうなると、やはり「次」が気にならずにはおれません。
オリガはMCが得意でないとのことで、実は昨日もいきなり休憩に入ってしまい会場がざわめく場面もあったのですが、そこは日本人の演奏者が助けてあげればよいのではないでしょうか。また会場に質問を求めたりしてやり取りを楽しんでもよいはず。菅野よう子さんと共演したことでファン層も確実に広がっています。雰囲気のがらりと変わったテクノづくしのライブも楽しそうです。
次の「CHANCE」に大いに期待したいところです。