甲賀市・大池寺

nekomakura2007-05-06

GW後半は帰省。神社に参ったついでに、甲賀・水口町の大池寺(だいちじ)に立ち寄る。
写真は蓬莱庭園のもの。公式ウェブサイトの写真には負けます。
その紹介に「鑑賞式枯山水庭園」とありますが、鑑賞用じゃない枯山水の庭園もあるってことでしょうか?
気候穏やかで拝観者も多くなく、庭をぼーっと眺めることができました。




でも決定的に腑に落ちない点が一つ。
解説をカセットテープで流していたこと。そしてそのBGMが琴の音だったこと。
古刹に琴の音はないだろう琴の音は。しかも禅寺じゃないですか・・・・。
しかもカセットのスイッチをいれているのが寺僧。いや、せっかくなので自ら解説してくださいよ (;´∀`)


仏教文化に明るいわけじゃないけれど、大衆文化化した安っぽい「作られた伝統」は哀れなり也。
ただ、そんな風に考えてしまうのも、どこかでその文化の「本質」を求めてしまっているからだというのは理解している。
でもやっぱり「伝統文化」を軽々しくウリにする観光業は好きになれない。そしてそれぐらいしか「売りもの」がない自治体なんかには哀感さえ覚える。
歴史を安売りしてしまう人たちを見ると、面と向かって聞いてみたくなる。「それで虚しくないですか」、と。



追記:所詮この世は虚無と悟れば、何を売ろうとも売らずとも関係ない。そう考えれば、お寺が観光地化するのも半分は納得できるなぁ。
徒然。